きんちゃん囲碁研究会




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***棋譜研究***

     --------私の感動した最近の棋譜から-------

    ☆その1 第30期名人戦七番勝負第五局

先番  張 栩  名人
        小林 覚 九段

2005.10.19〜20  兵庫県神戸市「御所坊」  
   持時間各8時間  コミ6目半     


   白10といきなり打ち込んだ気合に対して、張名人は黒11とさらに
気合で応じました。すごい迫力で、この後超難解な変化が続きます。



☆その2 第53期王座戦五番勝負第一局

先番  張 栩  王座
        山下敬吾 天元

2005.10.28  東京都目黒区「ウェスティンホテル東京」  
   持時間各5時間  コミ6目半     


   どちらかというと黒有利という評判の中盤でしたが、黒77と三々に
打ち込んだ石を捨石に黒85、87とキリを入れ、黒89から戦線を
拡大し、一気に勝負を決しに行きました。安易な道を選ばない厳しさです。



☆その3 第44期十段戦挑戦者決定戦決勝

先番  山下敬吾 九段
        高尾紳路 本因坊

2006.1.26  東京都千代田区「日本棋院 幽玄の間」  
        


   左辺の戦いがすごい迫力ですが、白32はちょっと強情でしょうか。
黒51のワリコミ一発でモチコミになってしまい勝負は決しました。
   この後、黒が手堅くリードを守って中押勝ちしました。タイトル戦
   をふたつ落とした後ですが、久々に山下さんの強さを感じました。



☆その4 第44期十段戦挑戦手合い第1局

先番  山下敬吾 棋聖
        趙治勲  十段

2006.3.8  千葉県浦安市「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」 
        


   十段戦の第1局は趙治勲先生得意の「かかとでしのぐ」碁を見せて
いただきました。過去の対戦成績は山下先生の圧倒的な連勝続きだった
そうですが、タイトル戦では初対戦。どんな1局になるか楽しみでした。

下図、白68と堂々と地をかせいで、上辺の白のしのぎ勝負となりました。
白56から荒らしに行ったあたりでは、黒有利の評判でしたが、いつの
間にか黒地が足りなくなり、山下先生は猛然と攻撃しますが、
しのぎの趙先生の真価発揮というところでしょうか...

記憶に残る一局でした。





***詰碁研究***

詰碁問題へ

☆その1  手筋と急所の2連発!!


注;黒1で黒3だと、白はA4(黒1のところ)にポン抜いて劫になります。

☆その2  以外と簡単な盲点を発見!!



☆その3 見事なダメ詰まり(日本棋院「幽玄の間」詰碁より)

                     
注;白はダメ詰まりで隅カドの一眼ができません。




***布石研究***



☆その1 大ゲイマガカリからの攻防

この布石はよくできます。皆さんなら、この後の黒、どういう打ち方をしますでしょうか?





☆【私の悩み(下図)】白20と飛ぶと黒21とノゾかれます。白24は消極的でしょうか?
  この図では黒不満ありません。白24ではどう打つべきか、いまだによくわかりません。
  白24でハサめないのであれば、白20では黒21の点にカケツグべきでしょうか?
  これが私の未解決の悩みです。





   ☆その2 相ガカリからの攻防

前譜を嫌って黒5に対して、白6とかかる、この布石もよくできます。皆さんなら、
この後の黒、どういう打ち方をするでしょうか?




 ☆【私の悩み(下図)】黒7と普通に受けられるケースが多いようです。黒13と
  カケるこの図では黒不満ありません。この後、白に妙案があるかどうかです。
  手抜き、下辺割り打ち、E3へのツケなどが考えられますが、いずれも黒打ち
  やすいように思います。この後の白の打ち方が私の未解決の悩みです。





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